新しい働き方

合名会社 児玉実次商店

2021/02/26

お話聞きました!
新しく建てた事務所で定期ミーティングを開催
左:児玉圭亮さん(兄)右:児玉祥悟さん(弟)
ここがポイント!
1.地域の困りごとに合わせた事業領域の拡大
2.柔軟な勤務体系
3.多様な品目の導入による雇用の安定化

事業内容について教えてください

肥料の小売や地域で採れた米を精米するライスセンター事業を長年担ってきた会社です。
後継者のいない農地を預かり稲作も展開し、できた米から出るもみ殻を再利用して自家製堆肥を作り、また水田に戻して栽培を行うという循環型農業も行っています。
近年働き手が不足している農家さんから作業依頼が急増し、田植えや稲刈り、ドローンで農薬を散布するなど幅広く受託しています。
自社水田は 15haですが受託農地は100ha ほどになっています。
米穀事業だけだと繁忙期と閑散期がありスポット的な雇用になってしまうため、通年で作業ができるよう青果部門も展開し、雇用の安定化を図っています。主に父が肥料部門、弟の祥悟が米部門、僕が畑部門を担当しています。

お米の貯蔵庫だった石蔵をHACCP対応の精米書に転換し飲食店や施設への納入までを一貫して行う。

従業員さんについて教えてください

正社員が7名、パートが5名です。
繁忙期は求人雑誌で募集したり地元の女性グループが定期的に加勢に来てくれるので助かっています。
土日のみ働きたい高校生や、逆に日曜休みたい人や、好きな時に短時間働きたい人など様々なニーズに合わせて働いてもらえるよう、勤務体制は柔軟にしています。社員については、意見を言い合える環境を作りたいと考え、圃場近くに事務所を設置し、定期ミーティングを行うようにしています。
作業効率化のための機械化や提案を積極的に取り入れるようにしています。

大型トラクターを器用に操る吉牟田さん。「今後、若手の育成にも取り組んでいきたいです」

これからの展望

・雇用環境の改善のため、農地周辺にトイレ等の環境を整備していきたい。
・今後も業務拡大し続けるので「一緒に考え、頑張っていける仲間」が加わってくれると嬉しいです。

合名会社 児玉実次商店
宮崎県都城市高崎町大牟田1247
TEL:0986-62-1313

従業員数:12名(社員7名・パート5名)

栽培面積:米15ha、受託作業100ha (ドローン作業、田植え、稲刈り)、畑20ha